(前回までのあらすじ)
舞台はとある中学校。文化祭での先輩達のバンド演奏に心動かされた野球部員四人は、バンドをやることを決意!話はどんどん進み、さらなる盛り上がりを見せる野球部員達だが、ドラムス不在の現実を目の当たりにされ戸惑う彼等、、、。重たい空気が漂う中、2年エースピッチャーが『ドラムス修ちゃん案』を皆に投げつける(さすがエース!)。暗雲立ち込める中、白羽の矢が「のぞき聞き大貫」へ!!!
第二話 『ここぞ!』というときのリズム
2年エースピッチャー「じゃあ、ドラムは修ちゃんで。」
修ちゃん「オレ????。」
興味ね???バンド、マジで。当時の僕の音楽的所有物といえば、、、、、持ってるCD、0枚。北斗の拳、ウルトラマン大全集みたいなレコードの2枚(幼少の頃親が購入)。あと、ソノシート数枚(内容不明)。明らかに昔の産物だらけ。
薄々嫌な予感はしてたんですよ、僕。何かきそうってゆーの。
うーん、どうしよう、、、、。
よし、とりあえずコミュニケーションからはじめよう、、、
修ちゃん「へぇ?、キミ、キ、キーボードやるんだ。あはは。」
次期五番バッター「お?やるよ!ちょうどそのパート空いてるしね。」
ホカニモアイテンノアンダロウ!!!!
う?ん、、、むしろ彼の選択のせいで僕は巻き込まれてる。そう感じた。会話は続く、、、、
大貫「いやぁ?しかし、先輩達、かっこよかったね?。(社交辞令)」
次期キャプ「だろ?かっこよかったよマジで!」
当時、彼はすごく興奮していた。ふ?ん、そんなにかっこよかったんだ。あの時の文化祭といえば、「マイケルジャクソン」のマネを学らんをスーツのように着こなし、ムーンウォークしてるバレー部の先輩の方に僕は興味津々だった。
大貫「マイケル先輩もヤバくない?」
次期キャプ「そうな、あの人もすげーな。けど、BOOWYがすげー。時代はバンドだよ!」
一応、言っておきますけど時代はダウンタウンです。間違いなくDTです。伝説的番組『ごっつえ?感じ』をなくして僕の中学時代は語れません。
何か打開策を考えなくては、、、。そうだ!あいつなら分かってくれるだろう。
修ちゃん「お前、バンドとかに興味あったんだー。あ、そういえばお前の兄ちゃんギターとかやってたんだっけ?兄ちゃんいるとそういうの先取りできていいねー。ダウンタウンもいいけどぉ、、、、」
仲がいいから変に社交辞令も本音も言えないようなギクシャクした感じで次期セカンドに僕は言った。
次期セカンド「そうね。だからちょっとやろうよ、バンドも。」
やはり、こいつの言葉には弱い。ここでNOと言えばビデオテープが「DT」から「BOOWY」に代わるかもしれない。ちょっと待て、、。YESと言えば確実に「BOOWY」一色に代わってしまう。そうなってではもう遅い。どうなる、どうするオレ!(LIFECARDつづく!)どちらにせよあいつはこれから一年『文化祭デビュー』に向けて、そっちにいそしむに違いない(ホントに野球部?pt..2)。あーこのままではまずい。そんな時2年エースが一言。
2年エース「修ちゃん、鼓笛隊でシンバルやってたから『ここぞ!』というときのリズムはいいんじゃない?」
そう、僕はシンバリスト。歴1年(小6)。いろいろ『ここぞ!』というときはいろいろやってきました。鼓笛隊でも3分に一回ぐらいなにかといえば「シャ?ン!」って鳴らしてましたよ。「○○小学校♪♪?、シャ?ンッ!」みたいな。いわばこん平師匠のチャラ?ンみたいなモノです。
けど、小6の頃、シンバルをやるきっかけになったのも、間違えてもバレないリコーダー希望のぼくを先生達が大太鼓やら小太鼓なんかの『たたき系』を勧めた挙句シンバルをやらされた。祭りではちっちゃい和太鼓をやらされた。全てやらされ。 しかも、今回それらの集大成的な「DRUM]ときましたよ、全く。
まあ?ここまでやらされたらさすがに、「もしや、僕は『たたき系』の人間なのでは!」って思いますよね。
そこで一言、
僕「やろ?か!バンド!!!」
あ?あ、いっちゃった。。。。
すいません、、、まだ続きます。。。。